移住者のはなし 長洲だより information

Focus 長洲町でキラリ輝く人たち

Focus Vol.6 日下部晴人さん

(木)

周りへの感謝を胸に今日も走る

熊本県中学校陸上競技選手権大会

中学男子3年 100m 優勝

中学男子共通 200m 優勝

「自分の力だけでは、ここまでタイムを伸ばすことはできなかった。周りの支えがあったからこそ今の自分がある」。謙虚にそう話す日下部晴人さんは今、県中学生の陸上を引っ張っているスプリンターの一人だ。平成28年6月11、12日に八代市で行われた「熊本県中学校陸上競技選手権大会」で中学3年100m走と共通3年200m走で初優勝に輝いた。

晴人さんが陸上を始めたのは、小学2年生の時。母親から「これだけは誰にも負けないと胸を張って言えるものを持ってほしい」との思いから勧められたのがきっかけだった。

母親が陸上を勧めたのは「小さいころから走るのが好きで速かったので。それを生かしてほしい」との思いからだ。

本人も小さいころから走ることは得意だったので喜んで始めた。

小学2年生から現在も通う熊本市のクラブチームの練習場まで、往復50㎞の道のりは母親の車で通っている。今年で母親との二人三脚は8年目を迎えている。

なぜ、そこまで陸上に力をいれるのか―。「苦しい練習を乗り越えた後に試合でいいタイムが出た時の達成感は何にも変えられない。毎日練習をするので友達と遊べないのは残念だが、今は陸上をやっている時間が大事」と真剣な眼差しで話す晴人さん。

「食事や送迎などで子どもの陸上への頑張りを支えてやりたい。子どもが走る姿を見ることが私は大好きなので」と母親は笑顔で話す。

短距離走は個人競技と思われがちだが、晴人さんはその中にも「人とのつながり」を大事にしている。

「短距離走は数秒で終わってしまう。しかし、その中には自分の思いだけではなくいろんな人の支えや思いがあって、レースができている」晴人さんは、そのことを常に頭に入れてレースに臨んでいる。

今、感謝を伝えたい人は「家族や学校の先生、チームメート、そしてクラブのコーチ」と話す。

今後の目標は「全国大会出場」。今までお世話になった人への恩返しのためにも全国で活躍をしたい―。自分の努力だけではなく、周りに感謝することを知る晴人さんのこれからの活躍を応援したい。

(広報ながす「平成28年8月号」掲載分)