移住者のはなし 長洲だより information

Focus 長洲町でキラリ輝く人たち

Focus Vol.11 元村文春さん

(木)

デザインレビュー2016  最優秀賞

せんだいデザインリーグ2016 〜卒業設計日本一決定戦〜 日本2位

tonica北九州建築展2016 最優秀賞

建築の世界に新しい風を吹き込もうとする一人の若者がいる。元村文春さん(梅田区)24歳。

平成28年3月に九州産業大学工学部建築学科を卒業し、社会人としての新たな一歩を踏み出した。

元村さんは、大学の卒業設計として長洲町の金魚と養魚場をテーマにした「金魚の水荘〜街を彩る金魚屋さん〜」を制作した。この作品が、全国各地の大学や専門学校、高専などで建築を学ぶ学生たちが作品を出展する「デザインレビュー2016」において約350点の作品の中から最優秀賞を獲得。また「せんだいデザインリーグ卒業設計日本一決定戦」においても約600点の作品が出品されるなか、日本二位を獲得するなど、各大会において全国的に大きな評価を得た。

受賞した元村さんは「このように評価して貰えてうれしいです。昔に比べて金魚の生産が少なくなり、町の養魚場で美しい金魚が生産されていることをみんな知らなくなってきている。そこで、町の養魚場をもっと知ってもらえるようにするには、どうしたらいいかと考えて作りました」と話す。

今回制作された作品は、町の養魚場にある養殖池に桟橋を架け、櫓を配置して公開することで、長洲町の金魚を多くの人に見てもらう観光の場を作り上げている。

たたみ一畳ほどにもおよぶ大きな作品について「模型を作るのが大変で、調査と設計に半年、制作に半年くらいかかった。制作では、後輩たちにも手伝ってもらってようやく完成することができました」と苦労も笑い飛ばす元村さん。

今後は「もっと町の養魚場のことを多くの人に知ってもらいたいので、今回制作した作品の構想が長洲町で実現できればうれしく思います。現在、建築士を目指して勉強しているので、これから建築の仕事を通して、いろいろな設計をしてみたいです」と話す。

金魚の産地で生まれ育った元村さん。その卓越した感性は、これからさらに全国へと大きな波紋を広げていくだろう。

(広報ながす「平成28年4月号」掲載分)